みんなの
笑顔の瞬間

お店に来る子どもたちの名前と顔を覚えて、一人ひとりと丁寧に話をします。
「○○ちゃん、今日は学校どうだった？」そんな何気ない会話が、子どもたちにとって特別な時間になります。
友達でもない先生でもない、ただの大人だからこそ話せることがあるのです。

駄菓子屋は、子どもたちがお金の使い方を覚える大切な場所です。
限られたお小遣いの中で、何を買うか真剣に考える子どもたち。
友達同士で相談し合ったり、譲り合ったり。
そこには、お金の価値を学ぶだけでなく、思いやりや協力の心が育まれています。

お店では、まず「こんにちは」から始まります。そして「ありがとうございました」で終わる。
当たり前のような挨拶ですが、これが人と人とのつながりの基本です。
また、近所への配慮として大きな声を出さない、ゴミを捨てないことも、
大切なマナーとして伝えています。

夏にはアイスやジュースが人気で、冬には豚麺（カップ麺）が温かさを届けます。
子どもたちの好みも様々で、色で選ぶ子、イカ系が好きな子、ガムが好きな子。
きよちゃんはくじ引きが大好きで、特にサッカースクラッチの人気ぶりには驚かされます。
それぞれの個性を大切にしながら、季節ごとの楽しみを共有しています。